就職〜塾経営からITエンジニアに復帰 目指すはフルスタックエンジニア

就職〜塾経営からITエンジニアに復帰 目指すはフルスタックエンジニア

働き方の多様化が進み、仕事への関わり方における選択肢が広がる中、自分に適した仕事にどうしたら出会えるのか。ITフリーランスエンジニアとして活動する橋内 利武さんは、一時期離れていたシステム開発業務に取り組むうち、その楽しさを再発見したと言います。フリーランスとして働くようになるまでの経験からつかんだ考え方について伺いました。

1. エンジニアの仕事に戻り楽しさを実感

ーー現在、どのような業務を担当されていますか。

橋内さん:現在関わっている業務は、ワークフローシステムの保守・運用です。ワークフローシステムとは経費申請、請求書発行などさまざまな申請を行うもので、例えばある担当者が請求書を発行しようとした際には、課長であるBさんに申請し、Bさんは上長であるCさんへ回し、承認後に書類が発行され、履歴として保存されます。ワークフローをPC上で行えるシステムですが、エラーや不具合が起きると担当者の業務が滞ってしまいます。私たちのチームでは、そうした際の問い合わせ窓口として改修など対応全般を担当しています。

システム基盤としてはAgileWorks(アジャイルワークス)を使用していますが、私が関わる前は別のシステムを使っていました。私がこの案件に関わるようになったのは2025年10月からですが、その時点で新システムの開発を行いつつ旧システムからの移行作業も進められており、チーム全体が業務に追われる多忙な状況でした。最近、ようやく移行作業が完了し、今は使用方法などについての問い合わせに対応しているところです。

エンジニアの仕事に戻り楽しさを実感

ーー橋内さんのこれまでの歩み、キャリアについて教えてください。

橋内さん:大阪府枚方市で生まれ育った私は、大学卒業後、企業に就職してエンジニアとして 3年ほど働きました。退職後は教育分野で独立を果たし、学習塾の運営を始めました。学習塾が3年ほどで軌道に乗り、私が経営に参画しなくても良い状態になったのですが、このままでは良くないと感じるようになり、ITエンジニアの仕事を再開したのです。

久しぶりにエンジニアに戻って働いてみると、楽しいと感じることが多くて自分でも驚いています。今では、このままエンジニアとしてキャリアを築いていきたいと思うようになりました。仕事ですから大変なことはありますが、ユーザーからの困りごとに対応し、ソースコードを修正して、想定通り動いてくれたときは嬉しくなります。

また、当時との環境の違いも大きいですね。以前は、業務で行き詰まったときは、上司や先輩に質問するしか方法がありませんでした。ただ、何度も聞くと怒られてしまう経験もあり、質問すること自体億劫に感じていました。いまは、AIが進化してきているので、専門技術について気軽に聞き、回答から解決へつなげることもできます。そうしたことから自分の進歩や成長を感じることができる。この感覚が楽しいのです。29歳になって初めて感じた感覚でした。

2. 分からないと言えることの大切さ

ーーフリーランスとして働かれているわけですが、ご自身の強みを挙げるならどんな点でしょうか。

橋内さん:強みということでしたら、コミュニケーションを取る能力があること、そして、がむしゃらに働けるということでしょうか。問い合わせ窓口にはすぐに解決したいというユーザーから困りごとが寄せられるため、以前勤めていた会社でも遅くまで仕事していました。

また、人と交流するのは割と得意というか、面倒に感じたことはないです。コミュニケーション能力というとさまざまな意味に受け取れますが、私自身が心掛けているのは、分からないときに「分からない」と言うことです。こちらがどこまで理解して、どこから理解できていないのかを相手に的確に伝えることが、間違いなく業務を進めるうえでとても大事です。また、ユーザーの方に説明することが多いので、問題点について順序立てて説明する力も必要だと思います。

3. 複数の領域に関われるエンジニアになりたい

ーーエンベストをパートナーに選んだ理由はどんなことでしたか。

橋内さん:一つ挙げるなら、対応が丁寧だったからです。6社のエージェントに申し込みましたが、なかには対応が遅いところもありました。また、コミュニケーションが取りやすかったのも大きいです。私は、メールやSNSでのやり取りより電話のほうが伝えやすいので、電話で連絡してほしいとお願いし、頻繁に連絡を取り合えるようになりました。今の仕事も、契約が決まるまで1~2ヶ月程度と短期間でしたので、こまめに連絡をいただけたのが良かったと思います。

ーー今後の展望について教えてください。

橋内さん:まずは業務で使用することの多い、JavaScriptに関する知識の習得に励んでいます。現在の業務では、JavaScriptを使ってバックエンドに近い部分を開発していますが、これからは同じJavaScriptでも、ユーザーが直接触れる部分であるフロントエンドで使用する領域について学びたいと考えています。そのため、就業後や休みの日に時間を取って実際にアプリを試作したり、ポートフォリオにまとめたりしているところです。そうしたスキルをベースにして、視野を広げながら関連する技術を身につけ、ゆくゆくはフロントエンド、バックエンド、インフラといった複数の領域に関わるエンジニアである「フルスタックエンジニア」になりたいと思っています。

4. 回り道に見える選択が経験になる

ーー最後に、独立を検討しているエンジニアの方へメッセージをお願いします。

橋内さん:フリーランスを目指すなら、いったん就職してエンジニアとしての経験を積んだうえで選択したほうが良い、と伝えたいです。私も3年間、社会人として働きましたが、その期間の経験は非常に役立っていますし、また、第一希望とは異なる道を選ぶことで俯瞰的に見えてくることもあります。もしかしたら、社会人を経験してみて、フリーランスではなく、「組織の中で働くことが自分には合っている」と感じる方もいるかもしれません。こうしたことは、実際の経験の中でしか体感できないものだと思います。

【編集後記:エンベストからの一言】

社会人から起業、フリーランスと立場を変えながら経験を重ねてきたことで、今後のキャリアが見えてきたと語る橋内さん。さまざまなことを経験する中でご自身の強みを見つけ、エンジニアとしてのさらなるステップアップを目指したいという思いが、言葉のはしばしから感じられました。

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