社会人経験が少なくてもフリーランスになれる?機械エンジニアとしての働き方とは

社会人経験が少なくてもフリーランスになれる?機械エンジニアとしての働き方とは

「若いうちからフリーランスとして働くのは難しいのではないか」「社会人の経験が少ないと不利かもしれない」。自由な働き方ができる独立に憧れる半面、不安を持つ方も多いかもしれません。

機械エンジニアとして活躍する幾田さんはフリーランスという立場について、自分が商品である点でスポーツ選手に近い感覚だと語ります。

今回は、エンベストを通じて機械の設計業務に携わる幾田雪暉さんに、フリーランスとしての働き方や心構え、職場の人たちとの関係について伺いました。

1. 独立して3カ月半。営業からエンジニアに戻った理由

ーーまずは、幾田さんのこれまでのキャリアの歩みについて教えてください。

幾田さん:大学の工学部で機械設計について4年間学び、メーカーに就職しました。そこでエンジニアとして2年ほど働き、その後メーカーの営業職に就きました。別業種へのチャレンジができるのは20代のうちと考えていたので飛び込んでみたのですが、自分には合わないと感じました。その経験を通じて、自分は一人で黙々と取り組む仕事が性に合っていると気づいたのです。そこで、フリーランスとしてエンジニアに戻り、機械設計のエンジニアとして働くようになって現在(2026年3月時点)で3ヶ月半が経過しました。

ーーどうしてフリーランスとして働くようになったのでしょうか。

幾田さん:営業職を辞めた後、正社員として職に就こうと考えていました。ただ、企業側は中途入社の人間に対して即戦力の人材を求めるのが一般的であり、社会人としての経験が少ない私は、正社員として採用される難しさという壁に直面しました。そこで就業形態を変えてみるという方向に考えを切り替えたのです。フリーランスであれば、同じ会社にずっと勤めねばならないという縛りもなく、働きながら技術やスキルを身につけることができるのではないかと考えました。さらに、フリーランスという立場に身を置くことで、より早く成長できるのではないかと感じ、チャレンジを決めました。

2. 親身になって動いてくれる存在に

ーーエンベストをパートナーに選んだ理由はどんなことでしたか。

幾田さん:フリーランスの案件を探す中で、エンベストの存在を知りました。フリーランス向けのエージェントが運営する複数のWebサイトに登録していたのですが、応募するとエンベストからすぐに返信がありました。その時期は就職活動が長引いており、私も気持ちが急いていました。その中での迅速なレスポンスは親身になって動いてもらえているという印象で、心強かったのを覚えています。メールのやり取りをした後、1か月ほどで今の会社との契約が決まりました。機械設計のエンジニアという条件を設けていたので、その後は思いのほか順調に話が進んでいきました。私は、案件を獲得するために営業活動をしたことがありません。自分一人で案件を獲得するのは難しいと思うので、仲介してくれる企業の力は非常に大きいと感じています。

親身になって動いてくれる存在に

3. 相談にのってくれる人がいるという環境

ーーフリーランスとしての働き方について教えてください。どのような環境で働かれているのでしょうか。

幾田さん:これは機械メーカー全般に言えることですが、技術者の年齢層は20代がほとんどいなく、30代も人数は少ないという傾向があります。自分の周りを見渡しても、大学で機械・電気系の専門分野を学んで技術系の企業に入社した後、人間関係などが原因で、数年で辞める人が多い気がしています。若手エンジニアが離れてしまうと、専門知識を持たない未経験者も参入しにくい職域なので、人がどんどん少なくなっていく。そのような状況にあるのを感じます。

そうした中、ありがたいことに今働いている会社には親身に話を聞いてくれる同僚や上司が多く、私のキャリアについて一緒に考えてくれます。また、機械製品を動かすためには、機械の知識だけではなく電気工学やプログラムなどの知識も必要なのですが、独学で学ぶには限界もあります。そうした際にも相談に乗っていただけるなど、人間関係の良好な働きやすい環境で本当に助かっています。

4. “戦える武器”としての知識を深く、広く身につける

ーー今後の展望について教えてください。

幾田さん:20代のうちに、エンジニアとしての技術をもっと高めたいと考えています。現状の業務としては、基本設計・レビューや詳細設計、生産設計等を担当していますが、前工程の企画立案・構想設計にも関わっていきたいです。また、これからは機械設計だけではなく電気、ソフトウェアの分野にも手を広げ、どこに行っても通用する存在になるために、“戦える武器”としての知識やスキルをもっと身につけ、技術者としてのレベルを総合的に上げることを目指しています。

5. 不安があるからこそ自分を高めたい

ーー最後に、独立を検討しているエンジニアの方へメッセージをお願いします。

幾田さん:フリーランスという立場で働くということは、能動的に知識を習得することも含め、全てが自分の責任になります。今は運良く働けていますが、いつか契約が終了するのではないかという不安は常にあります。ただ、働かせていただいている以上、その組織のお役に立ちたいという思いを行動で示す必要があります。そうした努力をした上で、契約が終了したとしても、諦めもつく気がします。

私は、どちらかというと仕事に対する思いを表には出さないほうですが、リスクやプレッシャーを感じながら働くことで、もっと勉強しないといけない、自分を高めていかないと自然に考えるようになってきました。

フリーランスというのは自分が商品であり、自分を売っていく必要があるのだと思います。例えるなら、スポーツ選手と同じ感覚というのが近いかもしれません。技術が向上すれば、自然と次の案件を任されるようになり、自分に市場価値が生まれれば高く買ってもらえるようにもなります。厳しい環境ではあるのですが、社会人としての総合力を身につけるという意味ではお勧めです。成長したいという意欲がある方であれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【編集後記:エンベストからの一言】

20代の若さでフリーランスになることを選んだ幾田さん。語る言葉の端々から、技術者としての高みを目指す思いや覚悟が感じられました。

フリーランスとして働くことに興味がある方、キャリアについて悩んでいる方、まずはお気軽にエンベストへご相談ください。「まだ若すぎるかも」「未経験だから」といったお悩みに対して、「エンジニアのパートナー」である私たちは全力でサポートします。

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